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わくわく3KEN
(健・賢・研)広場
(あ~すまいりーずの読み聞かせ)
 8月23日()、2学期最初のわくわく3KEN(健・賢・研)広場は、あ~すまいりーずの皆さんによる読み聞かせと読書に取り組みました。  
 今回は2冊の絵本の読み聞かせをしていただきました。はじめに、「おおかみのおなかのなか」(マック・バーネット作、ジョン・クラッセン絵)という絵本を読んでいただきました。ある朝、ねずみはおおかみに食べられてしまいます。しかし、おおかみのお腹の中にはあひるが住んでいました。あひるは「ここは、すみごこちがとってもいいから、外の世界にはもどりたくない」と言います。そこで、ねずみはあひると一緒に暮らすことになります。ところが、あひるは外の世界に出たくなります。そこで、ねずみはあひるを助けて外の世界に出る方法を考えます……。「おおかみのお腹の中で暮らす」という設定が非常にユニークで面白いお話でした。  
 次に、「ちいゃんのかげおくり」(あまんきみこ作)という絵本を読んでいただきました。8月の読み聞かせということで、あえて戦争に纏わるお話を選んでくださいました。これは3年生の国語の教科書にも載っているお話で、太平洋戦争中の日本を舞台に、主人公の「ちいちゃん」が家族とはぐれ、飢えと寒さに苦しみながら生き抜く姿を描いています。父親が徴兵される前日に家族で先祖の墓参りに行った際、父親が「影送り」をすることを提案し、家族4人で影を送るという遊びをします。しかし、その後空襲があり、家族とはぐれたちいちゃんは、知らないおじさんに助けられながら生き延びるのですが……。戦争の悲惨さを伝えると同時に、家族愛や人情味あふれるエピソードも盛り込まれており、思わず涙があふれてしまうお話でした。他にも「やけあとのちかい」(半藤 一利 作、 塚本 やすし  絵)という絵本にこめられた「戦争だけは絶対はじめてはいけない。」というメッセージも紹介していただきました。
 今回は2冊の絵本を中心とした読み聞かせで、普段より長い時間集中して読書に取り組みました。